eskk.vimを使ってみた

Vim使いでかつ、SKK使いというのは絶対数的にも少ないと思われますがそういう人達のためのVimプラグインとして、eskk.vimというものがあります。

eskk.vim

もう既に公開されてからそれなりに時間が経っているはずなのですが、とにかく情報が少ない…
私も普段はWindowsSKKIMEを使っているので、このたび一度しっかりと使ってみようと思い挑戦しました。

基本設定(vimrc)

let g:eskk#directory = "~/.eskk"
let g:eskk#dictionary = { 'path': "~/.skk-jisyo", 'sorted': 0, 'encoding': 'utf-8', }
let g:eskk#large_dictionary = { 'path': "~/.eskk/SKK-JISYO.L", 'sorted': 1, 'encoding': 'euc-jp', }

SKK-JISYO.Lここらへんから落としてきましょう。
とりあえず最低限これだけ書いておけばいいと思います。
Windowsで別のIMEを普段使用している人の場合はVimでeskk.vimを使用するために以下を追加しておくといいと思います。

set imdisable

これで他のIMEに邪魔されずにeskk.vimを使うことが出来ます。
neocomplcacheとの補完機能を連携させたい場合は以下も追加。

let g:eskk#enable_completion = 1

個人的にはこの補完機能が使えるところがeskk.vim最大の利点だと思います。

使用していて気になったところ

使用して色々気になっているところがあったので箇条書き。

  • 変換をした後にで変換を完了させると必ずeskk.vimが無効になる。
  • 補完で選んだものをで選択しようとすると、前の文字を破壊して消してしまう。
  • 変換の取り消しにが効かない。
  • eskk.vim有効時に改行をした時、1行ではなく2行改行される ※g:eskk#egg_like_newline を有効にすれば1行になる模様
  • ドキュメントにオプション設定に関する説明がないものが多く機能が理解出来ない。


とりあえずパっと思いつくのがこのくらいでしょうか…
特に私が普段使用しているSKKIMEでは、で変換の完了を行なわせているため、が瞬間的に押せず誤爆してしまうのが一番致命的…
SKKは自分の頭で考えながらリズミカルに変換出来るのが魅力なのでこのペースが落ちるのは結構辛いところ。次にの変換取り消しが出来ないのも結構辛い…脳内では勝手にこのキーが取り消しと覚えているためにしょっちゅう押してしまう…
まだeskk.vimはバグも多いらしいので作者のtyruさんに声が届くようにみんなでもっと使いましょう!


※追記
eskk.vim有効時に改行をした時、1行ではなく2行改行される
上記の問題は特にオプションも関係なかった模様。他の設定が何か絡んでいたのかも…